先日私は、友利敏幸さんの自宅を訪問しました。友利敏幸さんは「脳性麻痺」という障害を持っており、電動車いすに乗っている方です。身体の麻痺により、左足以外動かすことが難しいため、左足で電動車いすの操作をしています。また、写真撮影をすることが趣味で、よく写真撮影をするために外出をしているそうです。
そんな友利さんですが、那覇市で17年ほど前から1人暮らしをしていて、現在は6か所のヘルパーステーションを利用して1人暮らしをしているそうです。
驚くことに、ヘルパーの訪問サービスの利用時間の予定表を、自分でExcelで作成して、組み立てているそうです。
また、話を聞いてすごいなと思ったことがありました。友利さんはヘルパーさんの得意なことを把握して、サービスの利用時間を組み立てているそうです。例えば、ご飯を作ってもらうときは、料理が得意なヘルパーさんにお願いをしたり、写真撮影をするために外出するときは、カメラの操作ができるヘルパーさんにお願いしているそうです。その話を聞いて、今まで考えたことがなかったのですが、ヘルパーさんの特性を知ることも大切なことだと気づきました。
また、緊急があった時のための緊急ボタンがあり、押すとすべてのヘルパーステーションに繋がるようになっているそうです。このように友利さんはいろいろな工夫をしていてすごいなと思いました。
友利さんの自宅を訪問して、私もこれから少しずつヘルパーサービスを利用する回数を増やしていき、友利さんのように、1人暮らしの夢を実現できるように頑張らないといけないなと思いました。(洸太朗)
編集部注:友利敏幸さんは写真展「友利ともーりーの愉快な仲間達 仲間展」を2020年9/18(金)~9/20(日)に開催する予定です。詳しくは友利敏幸さんのブログ(別ウィンドウで開きます)をご確認ください。